清水朝子作品集 刊行フェア開催中!

3月10日に発売される『清水朝子作品集 Finding A Pearly Light』。

現在、東京の銀座 蔦屋書店で先行発売&刊行フェアが開催されています。

フェアでは書籍だけでなく、スペシャルエディションボックス、銀座 蔦屋書店限定の作品プリントの販売もあります。

 

『清水朝子作品集 Finding A Pearly Light』刊行フェア

日時:3月4日(水)〜3月31日(火)

場所:銀座 蔦屋書店( GINZA SIX 6階)

フェア内容:

・作品集の先行発売

スペシャルエディションボックスの販売

(著者サイン&特別落款入りの作品集、キヤノン写真新世紀優秀賞受賞作品「On Her Skin」シリーズからブックマット付きプリント1作品、スペシャルボックス入り)

キヤノン写真新世紀優秀賞受賞作品「On Her Skin」シリーズからブックマット付きプリント1作品<銀座 蔦屋書店限定>


みなさま、ぜひお越しくださいね〜!f:id:kukuibooks:20200304231223j:plain

 

(写真は著者の清水朝子氏。フェア開催中の銀座 蔦屋書店にて)

清水朝子作品集 銀座蔦屋書店でトークイベント開催!

※諸般の事情により、残念ながらトークイベントは中止となりました。

 

写真家・清水朝子さんの初作品集『Finding A Pearly Light』が3月10日に発売されます。その刊行を記念して、東京の銀座 蔦屋書店でのブックフェアとトークイベントの開催が決まりました!

 

トークイベント&サイン会

南條史生(森美術館特別顧問)✖️清水朝子(写真家)

「思考と体験と表現と」

日時:3月10日(火) 午後7時30分〜9時

場所:銀座 蔦屋書店(GINZA SIX 6階)

写真家としての13年の歳月で清水朝子さんの中に生まれた思いや信念、世界的ディレクションを手掛けてきた日本を代表するキュレーターの南條史生さんからは「根底にあるものの見方」などについてもお話いただく予定です。

お申し込みは下記の銀座 蔦屋書店のイベントページから。

創作活動をする上での興味深いヒントを見つけられるかもしれません。

 

また、銀座 蔦屋書店でのブックフェアは3月4日(水)からスタートします。

作品集の先行発売のほか、銀座 蔦屋書店限定のスペシャルエディションボックスの販売、限定の作品販売もあります。

スペシャルエディションボックス

作品集(サイン、特別落款入)+キヤノン写真新世紀優秀賞を受賞した「On Her Skin」シリーズから1作品(ブックマット付きプリント)

■作品販売

キヤノン写真新世紀優秀賞を受賞した「On Her Skin」からの限定作品(ブックマット付きプリント)

 

ブックフェア、トークイベントへのお越しをお待ちしています!

 

store.tsite.jp

 

清水朝子さんのブログでも紹介されていますので、こちらもぜひご覧ください。

http://shimizuasako.com/?cat=15

 

 

 

 

清水朝子作品集「Finding A Pearly Light」

kukui books の第2作目は写真集です。

清水朝子作品集「Finding A Pearly Light」、3月10日に発売します。

表紙はこれ!

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3月10日発売。

著者の清水朝子さんは「キヤノン写真新世紀」優秀賞などを受賞し、日本をはじめ、フランス、オランダ、ベルギーなどヨーロッパ各地で展示を行っている写真家です。この作品集には「キヤノン写真新世紀」優秀賞を受賞した「On Her Skin」をはじめ、新たな撮り下ろしも含めた全6作品を収録しています。

作品集には著者の想いを綴った散文も添えられ、一見、つながりのないように思える6作品には著者のたどった思索の足跡、繊細な感性の息吹が根底に流れています。

その一方、幻想的で美しい写真の数々、写真集を手にとったときのテクスチャーなどにもこだわり、リラックスしながら楽しめる工夫も凝らされた、清水朝子さんならではの個性的な作品集となっています。

中身の写真もちょっとだけご紹介。

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On Her Skin

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Storyteller

美術評論家森美術館特別顧問の南條史生氏の寄稿文も掲載しています。

書店でのご予約も可能。

これから新たな情報も順次アップしていきます。

 

 

 

新刊本は世界に向けています。

2020年1月に刊行予定の写真家・清水朝子さんの作品集。この作品集には清水さんの写真だけでなく、彼女の心の内側が散文で綴られています。しかも日本語だけでなく英文でも。

ヨーロッパで個展を開くなど海外にファンが多いだけに英訳は必須。しかも清水さん自身がその英訳に取り組んでいます。

彼女のブログには英訳を通して感じたさまざまなことが記されています。

たとえばロバート・キャンベルさんのこと。

どんな話なのか、ぜひ訪れてみてください。

http://shimizuasako.com/?p=1793

 

 

Open House

毎年、秋にロンドン市内で行われる恒例の建築イベント

「Open House」に行ってきました!

「Open House」とは、ロンドン市内にある800軒以上の由緒ある建物や

ユニークな建築を無料で自由に見学できるイベントです。

見学できるのは、例えばテレビ中継でもすっかりお馴染みの「ダウニング街10番地」や外務省、アメリカ大使館、最高裁判所(事前予約が必要、一部抽選あり)など、

ふだん滅多に入ることができない政治の中枢から、いつもはclosedのロイヤルの教会、

貴族の館、仕立て屋街として有名なサヴィルローの工房、果ては有名建築家の手による個人邸宅まで、この日ばかりは大手を振って、自由に行き来できるのです。

 

今年は、9月21日(土)、22日(日)に行われました。

初日にまず訪れたのが、マルクス記念図書館。マルクス主義社会主義の文献を扱う労働者のための会員制図書館です。

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1738年にチャリティースクールとして建てられ、1933年にマルクス記念図書館として整備されたそう。ロシア革命前夜、ロンドンに亡命していたレーニンがここに事務所を構え、ロシア語の新聞を印刷・発行して、革命を鼓舞したという歴史的な場所です。

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マルクス記念図書館のあるクラーケンウェルは、当時、印刷の中心地であったシティからも近く、印刷業が盛んな場所だったそうです。写真には撮れませんでしたが、レーニンが使ったという古い印刷機が置いてありました。

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次に行ったのは、最高裁判所

ふだん滅多に入れない場所なので、とても混んでいました。

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法廷は2階に10室ほどありましたが、撮影はできませんでした。

その代わり、裁判官の衣装を試着できるコーナーがあり、賑わっていました。

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2日目は、古い歴史が残るシティを巡りました。

まず訪れたのが、「ボウの鐘」で有名なセント・メリー・ル・ボウ教会。

生粋のロンドンっ子、コックニーとは、ボウの鐘が聞こえる範囲で生まれた人たち

を指すそうです。

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イギリスが誇る偉大な建築家、クリストファー・レンが手がけた建物の一つ。

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次に訪れたのが、セントポール寺院のすぐそばにある「Stationers Hall」

イギリスで印刷が盛んに行われるようになった16世紀、セントポール寺院のそばに

印刷業者や紙業者、インク業者など、文房具(stationary)を扱う業者がたくさん集まっていたと言います。まだ出版社が存在しない時代のこと。印刷にまつわる職人たちが、Stationersというギルド(同業者組合)を作り、印刷業を行っていました。

当時、活気があった組合だったことは、建物の立派さを見れば一目瞭然。

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館内では印刷会社や出版社、王室御用達の製本所がブースを出し、展示会が行われていました。

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こちらはユニークな本作りをアピールする出版社。

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印刷業者さんの見本帳。

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装丁も布を使った並装丁と、

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一部に革を使う装丁、全革装丁など選べるようになっており、値段も変わってきます。

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イラストブックを扱う出版社もブースを出していました。

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そして、最後に訪れたのが、ハマースミスにあるウィリアム・モリスの工房兼住居、

ケルムスコットハウス。

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モリスは半地下にある印刷工房で、美しい活字を作り、デザインを施し、繊細な印刷術で様々な本を出版していました。

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裏庭に面したモリスの書斎。ゆっくりとした時間が流れていました。

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新刊準備中。

kukui booksの次作は写真家・清水朝子さんの作品集です。

素敵な写真の数々に清水さんの瑞々しい文章が散りばめられた

写真集+詩集のような書籍です。

今は出版準備に向けてデザイナーや印刷所の方々と打ち合わせの真っ最中。

順調にいけば、来年1月22日ごろ書店に並びます。

ぜひご期待ください!

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小さな本屋めぐり③ (Donlon Books & マーケット)

当初は、King's Crossに住んでいたせいもあり、

最近、若者たちに人気だというロンドンEast&Northエリアを

せっせと歩きまわっていました。

特に、今一番アツいとされる、HoxtonやShoreditchのあたりに、

良い本屋さんはないかと探していたら、

見つけました!

「Donlon Books」

 

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2008年にオープン。

主に独立系の出版社が発行するアート本や自費出版の写真集、詩集、zinなどを

扱う小さな本屋さんで、出版社も兼ねています。

 

「Donlon Books」のウリは、他の本屋では扱わない少ロットの

出版物を扱っているところ。

 

LGBT文学やカウンターカルチャー、ポルノまで、

興味深いジャンルの本や雑誌が所狭しと並んでいて、

「Donlonに行けば、欲しい本が見つかるよ」というのが

ロンドンの若者の間で定説になっているようなのです。

 

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特に週末Marketで賑わう土曜日の午後は、

店内は足の踏み場もないほど混雑します。

 

「Donlon Books」は、Hoxton地区のBroadway Marketという通りにあります。

その地名通り、Broadway Marketは週末だけ開かれる、

ロンドンでも人気のマーケットです。

 

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天気の良い日には、近くにある公園、London Fieldsを散歩がてら

たくさんのご近所さんたちで賑わいます。

 

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60年代はファッションも音楽もCarnaby Streetが流行の発信地でした。

それから、パンク旋風がKings Roadで巻き起こり、

1999年には、映画「ノッティング・ヒルの恋人たち」が大ヒット。

Notting HillやPortobello Marketが、おしゃれピープルの間で

注目されるようになりました。

 

このようにロンドンの文化の発信地は時代とともに移り変わってきています。

今、ロンドンの若者たちが集まるのは、

このLondon FiealdsのまわりやShoreditchあたり。

HacknyエリアがHOTです。

 

最後に、最近、私が見つけた一押しのカフェ&バーが、ここ。

 

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Hackneyの自治体が持つ老朽化したビルを一般に開放し、

シェアオフィスやシェアハウスに改修した話題スポット「Netle House」。

その屋上にあるのが、ロンドン市内を見渡せるオープンスペース「Netle360」です。

古い階段を登っていくと、いきなり眺望が開けます。

人工芝のスペースで、若い人たちが思い思いのスタイルで、

おしゃべりを楽しんでいます。

 

ロンドンでは、春から夏にかけて日没時間がどんどん伸びて、

6月の夏至のころは夜10時まで夕暮れが楽しめます。

この夏にロンドンを訪れる予定がある人は、

ぜひ、Hackneyエリアに足を運んでみてください。

 

 

Donlon Books

75 Broadway Market,London

E8 4PH

www.donlonbooks.com

 

Netli360

1 Westgate St,London

E8 3RL

www.netli360.com