長い間、ご無沙汰しています。
ククイブックスのYです。
本来であれば、ククイブックス 2冊目のご報告をしたいところですが、
実は製作が難航していることもあり(著者の筆がなかなか進みません)、
思い切ってサバティカル休暇を取り、ロンドンに来ています。
「サバティカル」とは、耳慣れない言葉ですが、最近、NHKニュースで
取り上げられ、少しずつ認知されてきたようです。
ロンドンでは、とりあえずキングスクロス駅のそばの
リージェンツ運河沿いのアパートを借りました。
このあたりは出版社が多く、運河の向かい側はガーディアン新聞社でした。
リージェンツ運河には、narrow boatと呼ばれる細長い船が
たくさん係留されています。この船に住んで、イギリス中を旅行している
お金持ちが大勢いるそうです。
船といえば、リージェンツ運河でこんな本屋さんを見つけました。
古本屋さんですが、
「世界は水の上にある」という看板が秀逸です。
日本では、何年も前から出版不況が叫ばれています。
電子出版が紙の出版を凌駕した、とも言われています。
ところが、イギリスに来てみると、街の本屋さんには活気があり、
地下鉄の中でも、スマホを手にするよりも、
ペーパーバッグを読んでいる人の方が多いくらいです。
(もっとも、ロンドンの携帯電話事情はあまり良くなくて、
地下鉄内ではWiFiが通じない、という説もありますが)
実際、イギリス国内の出版総数もあまり減っていないそうです。
今回のサバティカル休暇中に、
なぜイギリスでは、出版が廃れていないのか?
どんな本が読まれているのか?
英語力が可能な範囲で取材して、このブログでお知らせしていきます。
よろしくお付き合いください。