日本を発つ前からチェックしていた小さな本屋さんの
「Ti Pin Tin(ティー・ピィー・ティン)」。
マニアックなロンドンのガイドブックで知った本屋さんです。
場所はロンドン北部、Dalston(ダルストン)のはずれにあります。
この辺りとオリンピックスタジアムが建設された東部は、
2012年のロンドン オリンピック以降に再開発され、
注目のお店が点在する話題のエリアです。
キングスクロスからはバスで簡単に行けるので、
色々と探索してみました。
ガイドブックによると、「Ti Pi Tin」 は2009年にオンライン書店として
スタートした後、この店舗を構えたそう。
独立系出版社の書籍や自費出版の本を多く取り揃えていることでも
有名です。
見ていくと、本棚のあちらこちらに、
思いがこもった詩集や斬新なデザインの写真集など、
丁寧に作られた自費出版本がたくさん置かれていました。
そして、アート系のユニークな雑誌やZINも。
オーナーのカーチャさんに聞くと、
自費出版の本を100冊以上は扱っている、とのこと。
時々、出版記念パーティや講演会なども行なっているそうです。
この小さな本屋さんが文化の発信基地になっている様子がわかります。
そして、やはりここにも本をプレゼントするための
ラッピングペーパーが置いてありました。
帰りは歩いてダルストンの駅へ。
途中に、やはりこのエリアの文化の発信基地である、
「リオ・シネマ」がありました。
リオ・シネマは100年近く続く映画館です。
スクリーンが1つだけしかありませんが、
メジャーな作品から芸術作品まで上映する前衛的な映画館です。
1930年代のアールデコがそのまま内装に残されているそうなので、
ロンドン 滞在中に、ぜひ行ってみたいと思います。
Ti Pi Tin
47 Stoken Newington High St.
London N16 8EL
www.tipitin.com
Rio Cinema
107 Kingsland High St.
London E8 2PB
www.riocinema.ndirect.co.uk