British Library (大英図書館)はイギリスの国立図書館で、
その蔵書数は1億5000万点以上だと言われています。
日本で一番大きい国会図書館の蔵書数が5000万点に満たないと言うのですから、
世界最大級の図書館であることがわかります。
そのBritish Libraryで、今開催中の「Writing(書くこと)」展に関連した
ナイトツアーがあると言うので、行ってきました。
夜7時30分から10時まで。
大人15ポンド、18歳以下は10ポンド。
展覧会を夜に見るツアーだと思い、気軽に参加してみたら、
なんと大英図書館がナイトクラブになっていました!
DJがノリノリの音楽をかけ、Barカウンターにはビールやワインが並んでいます。
広い空間が鮮やかな照明で飾られています。
ゲストはBarカウンターで好きな飲み物をオーダーしてから(有料)、
館内のあちこちに用意されているブースを回りながら、
好きな色のペンで文字を書いたり、
活字を切り取ってはり合わせて文章を作ったり、
タイプを打ったり、印刷したり、
思い思いに「書くこと」を体験し、
その楽しさに触れるような仕掛けがいくつも提示されていました。
この展覧会では、「書くこと」の未来についても触れています。
デジタル技術の発達で、私たちが積み重ねてきた「書く」技術が
大きく変わってきたと指摘しています。
従来のように文章や文字ではなく、
絵文字やイラストで”思い”や”感情”を伝えられるようになったからです。
そして、「emoji」のブースもありました。
日本語の「絵文字」は、世界共通語になっていました!
公共の図書館でワインを飲みながら、
リラックスした雰囲気で展示が見られる。
日本の図書館では考えられない新鮮な体験でした。
96 Euston Rd.London
NW1 2DB
www.bl.uk/writing
「Writing」展は2019年8月27日まで。